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乾貞治
2026/01/01(木) 18:05:47
永遠は存在するかどうかの証明
彼はよく俺達の行先に関して永遠を願っていると口にする。それもあってか…いや、なくてもね。俺もよく永遠について考えるんだ。俺達の間には本当に永遠があるのかと。
永遠とは“永く遠く”まで行くこと。それが時間の距離なのか歩く距離なのかは解釈次第だろう。
肉体的な意味で言えば、人類が不老不死という術を得られなければ完成されないだろう。それが何時になるかは定かではない。命を超越したその先に永遠があるのかもしれない。
ただ、精神的な意味で言えば、永遠とは存在するのではないかと俺は考える。肉体的な死のその先、輪廻や転生が存在するのかという話にもなるけれど、そうした“もしも”があれば、永く遠くまで行けるのはないかと考える。
目に見えないものを信じるとはデータマンらしからぬ思考かつ見解であるとは思う。でも、こればかりは理屈じゃないんだ。これは運命論についても言えることで…運命についてはまた何れ話をしたい。俺と彼について語ることは“永遠”と“運命”という命題を証明することでもあるからね。彼との出逢いは俺の根本的思考まで根こそぎ変えてしまった。それ程までに衝撃でもあった。彼にとってもそうあって欲しい。
週末の過ごし方
彼の学校は今日も部活だ。これを言うと分かるけれど、常に勝利を胸に無敗を誓う、そんな揺るがぬ覚悟が彼等にあるのだから仕方がない。
青学だって勿論勝利を信じ、日々皆努力を重ねているけれど、今日はオフだ。先週、大会があったからその分…ということらしい。手塚のことや他の部員が怪我をしやすいことを見越してか(全身包帯男になったのは誰だって話?さぁ…忘れてしまったな。)、竜崎先生は部員の身体のことを第一に考えてくれる。無理はさせないというモットーで、自主練も根詰めないようにと再三釘を刺されている。
夜通し明け方まで彼と話していたから、朝は二度寝、三度寝…としてしまって、母にいい加減起きろと言われてしまう始末だった。恥ずかしいな…、でもこういう日が偶にあっても良いだろう。今日は俄雨の予報であったから、ランニングに行くなら午後からになるだろうと予測していたのでね。
彼から帰り着く連絡があるまで時間があるので、何をして過ごそうかと思案する。部員や他校のデータを収集するのも必要なことではあるけれど、こうして俺についてノートを書き綴るのも好奇心を擽られ、楽しくてやめられない。自己分析に繋がっているので、ある意味でも情報精査に役立っているのだと思っている。
2025/05/31(土) 12:44:57
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